『仁王』は比較的難易度の高いゲームです。死にゲー自体に不慣れな人は、最初のステージ「精霊を持つ男」の時点で心が折れかけているかもしれません。
ですが、プレイヤーが有利な設計になっているアクションゲームとの違いを頭に入れ、装備に気を配れば十分に戦えるようになります。
ここでは中々進めない、敵が倒せなくて心が折れそうという人達のために、『仁王』をプレイする上で必須となるテクニックを伝授します。
【目次】
最初のステージ「精霊を持つ男」を開始すると、簡易的なチュートリアルのみで先に進む事になります。
そもそもアクションゲームに不慣れな人は、基本テクニックを見て基本操作を確認しておきましょう。
本作では敵の動きを見ずにゴリ押ししようとするとあっという間に死んでしまいます。
敵の攻撃後の隙にこちらの攻撃を当てる事で、敵は攻撃で消費する気力+こちらの攻撃から受ける気力削りにより大量の気力を失う事になります。
ロンドン塔の敵はわかりやすい大振りなモーションの場合が多いので、後ろに下がって空振りさせる→反撃が有効です。
甲冑を身につけている衛士は攻撃モーション中に攻撃を当てても怯まない点に注意しましょう。
仁王には 刀・二刀・槍・斧・鎖鎌 ・大太刀・旋棍の7種の武器があります。
どの武器にも強み・弱みがありますが、初心者が使いこなそうとすると難しいもの、
ある程度ゲームを進める事で強さが光るようになる大器晩成型の武器があるため、
ここでは始めたばかりの人でも簡単に扱えるような武器を紹介します。
使い勝手抜群の王道武器、それが刀です。依存ステータスは「心」というのも大きな強みで、
攻撃・回避・防御のいずれにも使う気力を伸ばしているだけでぐんぐん攻撃力が伸びていく優等生的な武器です。
上・中・下段それぞれの性能がわかりやすいのも強みです。基本としては中段を中心に立ち回り、
ガード率の高い人間の敵には武技・上段構えを、攻撃を差し込む隙が少ない敵に対しては下段構えを使うのが良いでしょう。
武技・スキルに関してもクセがなく強い物が揃っているので扱いやすいです。
実際の戦国時代でもそのリーチの長さゆえに「農民でも槍を持たせれば武士をも殺す」と言われていた槍ですが、
本作においてもその圧倒的リーチは存在感を放ちます。相手の攻撃範囲外から一方的に攻撃する事ができる場面も多く、
中段の強攻撃で繰り出せる突きはダメージ・気力削り・隙の小ささを併せ持った高性能な技です。
中段弱攻撃は長物+薙ぎ気味に攻撃してくれるため、不意に複数の敵に絡まれてもまとめて当たってくれる場合があるのが心強いです。
依存ステータスは体力に直結する「体」なので、
体力を伸ばし落命しにくくなると同時にぐんぐん火力が伸びてくれる点も強みです。
刀と同様、ステ伸ばしと武器火力伸ばしを同時にやらねばならない他武器と比べると早期に強くなりやすいのも
初心者にとっては嬉しい武器となっています。
DLC1で追加された武器です。元々『仁王』無印には存在しませんでしたが、現在DL販売で新規購入できる
『仁王 コンプリートエディション』には最初から入っています。
長めの柄に長大な刃が付いた武器で、振り始めは少し遅いですが高い攻撃力とリーチを両立している事、
中段攻撃はガードしている敵や壁に当たっても弾かれないという強力な特性を持っており、雑魚・ボス問わず
安定して高ダメージが見込めます。中段の速い攻撃の攻撃範囲の広さは槍をも凌ぐほどで、多人数相手の処理にも優れます。
また、崩し能力が高く、相手の気力を削って行動不能にしやすい、九十九武器中の通常攻撃の攻撃力・攻撃範囲に優れる、
武技への依存度が比較的低く、特に考えずに振り回しても序盤から火力を出しやすいなどの長所もあります。
上達するに従って武技「朝風・夕風」を使いこなす必要が出てきますが、扱いが難しい割にダメージの伸びは
そこまで大きくないため、初心者のうちはスルーして中段速い攻撃と強い攻撃でゴリ押すのも手です。
敵が隙を晒した時は上段構えを併用する事で、かなり有利に戦う事ができます。
アクションゲームに慣れているならば刀、敵と至近距離で渡り合う自信が無いならば槍・大太刀がオススメです。
本作では近距離・遠距離武器ともに2本ずつ持てるシステムなので、刀+長柄武器を持ち歩いて敵や状況に応じて使いこなすのもアリです。
もっとも、本作はどの武器を使っても(素手ですらも)1周目をクリアできる火力になっています。
見た目やアクションの使用感で気に入った武器があったら、その武器を極めてみるのも良いでしょう。
本作には「体」「心」「剛」「武」「技」「忍」「呪」「霊」の8つのステータスがあります。
社のメニューの「能力開花」で上げたいステータスに1ポイントずつ振り分ける事ができます。
1ポイント振り分ける毎に、ウィリアムのレベルは1上がります。
上でも一部先行して述べましたが、それぞれの装備によって依存するステータスが異なります。
例えば刀なら「心」「武」「技」で、鎖鎌なら「体」「技」「忍」で上がります。
防具は軽装が「体」「技」、中装が「体」「武」、重装は「剛」「武」です。
振り分け画面で右側にステータスが表示されているので、上げる際に確認していましょう。
以下に、各パラメータを上昇させたときの利点を記載します。
またこのゲームはステータスやスキルなどの振り直しが比較的簡単であるため、育成の最終段階や
最終装備などを考慮して慎重に決める必要はあまりありません。ただし、適当に振りすぎるとキツめの最序盤が
更にキツくなってしまう事もあるので気をつけましょう。
体力の大幅な増加と一定値毎に対麻痺、対毒が上昇する。また、主に中装備の特殊効果発動に必要。
体力が伸びるとそれだけ死に難くなるため有用ですが、戦闘中の攻撃力・行動力への影響が小さいため、
序盤からこれに極振りするのはやや注意が必要です。
メイン武器を槍に絞るのであれば体力増強と火力増強を兼ねるため、ある程度多めに振っても問題ありません。
気力を増加させます。本作では攻撃、ガード、回避、ダッシュ全てに気力が必要になるため、
上げる事で戦闘中の手数を増やしたり、敵の攻撃をガードした時に崩されにくくなります。
序盤から積極的に振ってしまっても構いませんが、身につけている防具が重すぎた場合
ペナルティで相殺されてしまう部分もあるため、中装~重装をしてみたい場合は「剛」と並行して振りましょう。
装備重量の増加、重装備の特殊効果発動に必要。体に次いで体力の増加量が大きめ。
重装備をする場合以外でも、「剛」に振って装備重量が増える→相対的に身につけている装備が軽くなる事で
ワンランク軽い扱いになり、移動速度や気力消費への影響が少なくなる…というケースもあるため、ある程度は上げておくと良いです。
しかし、1周目からこれに極振りして全身をガチガチに重装で固めようとすると、99近く振る事になってしまい他にしわ寄せが出やすいです。
少しの装備重量の増加と重装備の特殊効果発動に必要。また、残心の回復量にも少し影響する。
使用武器が大太刀や斧ならある程度積極的に上げても良い。
重さ上限は初期から数レベルに1度程度のまばらなペース、残心初期値も11以降は低成長と中成長が交互に続くパターンに切り替わるため、
まずは10前後を目標にし、その後装備で要求されるステータスを目安に上げていく程度でも良いです。
残心の回復量の大幅な増加と軽装備の特殊効果発動に必要になります。これを上げると、最大残心時の気力回復の上昇量が大きく変わる。
多くの武器に浅く広く影響するため、残心を積極的に使うなら上げて損はありません。
使用武器が二刀や旋棍の場合火力に影響するので積極的に振っても良いです。
成長のピークは10までで、それ以降はペースは5レベル単位で少しずつ降下していくので、
これに関しても10まで振る→その後装備に必要な量を目安に振る程度でも良いです。
本作における魔法・奇跡のようなポジションの片方「忍術」に関わるスキルです。
忍術の術力とニンジャスキルポイントの獲得、鎖鎌の攻撃力に関わります。
一般的な死にゲーにおいては魔法ビルドや近接魔法両立ビルドは器用貧乏だったり上級者向けになりやすいですが、
本作では両立が普通に強いのでそこそこ振っても問題ありません。
鎖鎌の火力もモリモリ上がっていくため、忍者として生きて行くのならどんどん振ってもOKです。
ただし、全ての忍術を取得しようとするとかなりのレベルまであげないといけないため、必然的に
剛などに振っている余裕はなくなり、重たくかさばる防具には別れを告げる事になります。
「目潰しの術」などを筆頭にどのビルドでも有用な術、探索を快適・安全にしてくれる術が数多く揃っています。
スキル取得のアンロック条件である修行ミッションに必要となるラインとして、
「海鳴りふたたび」クリア時点で10、「穢れし霊峰」クリア時に20程度を目安に振っても良いでしょう。
低周回時には術容量(どれだけ多くの術を装備できるか)も30程度で一旦止まるため、それ以降は
自分のプレイスタイルでどれだけ忍術を使うかと応相談。
本作における魔法・奇跡枠のもう片方「陰陽術」に関わるスキルです。
陰陽術の術力と陰陽術スキルポイントの獲得、対常世に影響します。対応する武器はありません。
自分に対するBuff、敵に対するdebuff、武器に属性エンチャントをするなど多彩な効果のものが揃っており、
陰陽術を使いこなす事で戦闘をかなり有利にできます。忍術同様、本作では近接と陰陽術の両立、
忍術も加えた鼎立スタイルはかなり強力です。しかし、全習得しようとすると非常に高レベルを求められる上
忍術に対する鎖鎌のようにセットでついてくる近接武器が存在しない点には注意が必要です。
修行ミッションの解禁タイミング・目安量も忍術と同じなので、プレイスタイル問わず
ある程度並行して上げておくと効率が良いです。
守護霊の特殊効果発動及びアムリタゲージの蓄積効率、対常世に影響します。
基本的には使いたい守護霊の特殊効果が発動する程度のレベルがあれば1周目のうちは充分です。
目安としては「闇の奥」に挑戦するまでには10、本編終盤に入手できる物なら20~25、
DLCで手に入る物を含めれば30~34あれば全効果を発動できるため、進行段階に応じて振っていきましょう。
上げるべきステータスはメイン武器・プレイスタイルによって代わってきます。
ヒット&アウェイがメインなら気力は多いほど良いので「心」を、斧などで相討ち上等なら「剛」を上げて重装備を、
被弾したくないので遠距離から忍術と陰陽術で有利を取りたいなら「忍」と「呪」を、九十九武器でごり押したいなら「霊」を
…といった感じで上げていきましょう。
よほど変なレベルの上げ方(例:刀使いなのに体だけ上げる等)をしなければ問題になる事はほとんどありません。
気力は本作ほぼ全てのアクションに関わる、最も重要な要素と言っても過言ではありません。
その気力のやりくりがうまくなれば、どんな場面でも有利に戦う事ができるようになります。
攻撃をデタラメにブンブン振り回して浪費しないようにするのも重要ですが、
もう一つ重要なのが攻撃後にR1ボタンで繰り出せる残心です。
残心に成功すると、攻撃で消費した気力の何割かが一瞬で戻ってきます。
残心にはタイミングがあり、最も効果のあるタイミングで残心を行えば消費した気力のほとんどを一瞬で回復できます。
効果が最大になるのは、武器を振った後に出る青白い光が自分に集まってきたときです。
具体的に確認するために、実演動画で確認してみましょう。
実演動画 |
気力バーを見れば、赤い部分の戻りが右まで届いたタイミングで残心を行えば最大効果が得られます。
何回か実際に確認して、感覚を覚えましょう。
全武器で習得するスキル「流水」は残心と同じタイミングで回避ボタンを押す事で
自動的に残心が成立するようになる(常世祓いも可)という非常に強力なスキルです。どんな武器を使うにしても有用なだけでなく、
攻撃のオマケで常世を発生させてくる妖怪との戦いでも非常に役立つため、必ず取っておく事をオススメします。
また、「流転」も非常に重要なスキルです。
「残心時に構えを変更すると」と難しそうな説明が書かれていますが、実際には残心と同じタイミングでR1+□(または×か△)同時押しで発動可能です。
更に「残心・天」「残心・人」「残心・地」はそれぞれ対応したBuff効果を得られます。
こちらも非常に強力なため、早期のうちに取得して慣れておきましょう。
敵と戦う際、操作テクニックもさる事ながら立ち回り、いかに自分が相手より有利な立場になるように動くかも非常に重要です。
本作では足場が不安定な場所を進まなければいけない場面が多く、更にそういう場所に限って敵が待ち構えています。
無謀に突っ込んでいっても崖から突き落とされて死んでしまったり、袋叩きにされて死ぬのが関の山です。
敵と戦う場合、必ず自分が有利な状況を作るようにしましょう。
具体的には、以下のような点に気を配るのが有効です。
本作には非常に多くの要素がありますが、その中の何割かは見落とすと更に難易度を上げてしまいます。
以下に初心者が躓きがちな点を挙げます。
どうしてもクリアできないステージがある場合、社から「まれびと召喚」をする事で
他のプレイヤーに助けてもらう事ができます。
攻略難易度が大きく下がりますが、以下の点については注意が必要です。
[まれびとについて知っておきたいこと]
いかがでしたか? 実践してみて、少しでも前より良く戦えたのであれば幸いです。
また、このページでは初心者に向いている武器・守護霊・スキルを紹介しているので、お時間があればぜひご一読ください。
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