中国・日本に伝わる伝説上の存在でその名の通り九つの尾を持つ狐の霊獣、妖怪。
千年生きた狐が妖怪化したものであり、千年経過する毎に尾が増え妖力が増し、九本となる(1万年経つ)ことで最大となり身体が白色化するという。
その力は数多の妖怪の中でもトップクラスであり、日本でも「白面金毛九尾の狐」として「大嶽丸」、「酒呑童子」と共に日本三大妖怪の一角にも数えられている。
古代中国の殷(いん)王朝の妲己(だっき)、日本平安末期の玉藻前(たまものまえ)という絶世の美女に変化し、当時の大王や天皇を拐かして国を傾けたとされている。
日本における九尾の狐、玉藻前は中国の古典作品をルーツとしており殷の妲己と同一の存在とされており、その伝説によれば、妲己が討たれてから来日までに天竺(てんじく)の摩竭陀(まがだ)国の華陽太后(かようたいごう)、周の褒姒(ほうじ)として現れ、褒姒は申公の乱で捕虜となるもいつの間に行方知れずとなり、若藻(わかも)という16歳ほどの少女に化け、吉備真備の乗る遣唐使船に同乗し来日を果たしたとされる。
玉藻前は陰陽師安倍泰成に変化を破られ、那須野にて武士の三浦義明・千葉常胤・上総広常らが討伐。
息絶えた九尾の狐は巨大な毒石に変化し、近づく人間や動物等の命を奪うようになり、後にこの毒石は殺生石と名付けられた。
この殺生石は鳥羽上皇の死後も存在し、周囲の村人たちを恐れさせ、鎮魂のためにやって来た多くの高僧ですらその毒気に次々と倒れた。
しかし南北朝時代、会津の元現寺を開いた玄翁和尚が殺生石を破壊し、破壊された殺生石は各地へと飛散したといわれる。
九尾の狐がこれほどの強大な妖力を有しているのは、元々は神の使いとしての神獣・霊獣であったからである。
妲己が登場する「千字文」や「武王伐紂平話」より前の古い書物である、「山海経」や「白虎通義」には皇帝の徳が良いと世の中に現われ、九という陽数を持った瑞獣(ずいじゅう)であるとされている。
※ 瑞獣とは、古代中国でこの世の動物達の長だと考えられた特別な4つの霊獣に代表される、瑞兆(良い事が起こる前兆。吉兆。)として姿を現すとされる何らかの特異な特徴を持つ動物のこと。
本作では玉藻前とは異なる存在で、守護霊「九尾」が淀君の過酷な人生の影響を受け邪悪なものへと変貌したと語られる。
九尾の狐はその姿が確認されることが泰平の世や明君のいる代を示す瑞獣とされることからも本作の最後を飾る敵として相応しい存在だろう。
下記表のミッション名の後に(○)があるものは対戦動画が該当ミッションページに掲載されている。
攻撃力、気力削り共に強力なため中・軽装であれば特殊効果「ガードの気力消費軽減」系などを用意しておくことをおススメする。
例えば軽装の伊賀上忍装束を装備、恩恵による頑強値+30、刀の「ガードの気力消費軽減+35%」がついた状態でも一撃で半分以上の気力が削られる。
さらに「気力切れからの復帰時間短縮」「気力切れ状態にならない」もあればなお良いだろう。
まず通常時(ステージが赤色)の時は頭部への攻撃が有効打になる。
そのため全体像を見れかつすぐに九尾の狐の頭部へ即座に近づける距離を保ち、敵の攻撃を躱して(もしくはガードして)頭を叩くという立ち回りが安定する。
また、掴み攻撃を回避した後は硬直が長めであるため刀であれば流影斬の二連続攻撃が有効。
二度目に正面或いは側面へ出るので視界が確保される点も大きい。
気を付けたいのは岩投げで敵の攻撃後の隙以外のタイミングで近距離に踏み込んだ瞬間死角から突然飛んでくることがある。
高難易度や低体力、軽装だとこれで訳も分からず落命となってしまうことも。
尚、狐火(火球)の連射は織田信長の氷柱連射と同じく横にダッシュして走れば難なく躱せる。
次に強化時(ステージが青色)の時は九本の尻尾が紅く輝きその箇所への攻撃が有効打となる。
とはいえ無理に背後を取る必要ないだろう。
追加技として地面に扇状に広げた尾を突き刺しそれぞれが地面を波打つように這って伸びる炎を発生させる。
これは半円状の範囲に広がるので背後へ素早く回り込むと大ダメージを与えるチャンスになる。
回り込めない距離なら尾を立てている間に距離をとれば炎と炎の隙間が大きくなり回避しやすくなる。
またこの強化状態では攻撃パターンに前足による打撃(猫パンチ)が極稀に半永久的かと思うほど長く繰り出されるというとんでもない攻撃がある。
これが出てしまうとガードは全くの無意味で落命必至の最凶攻撃。
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